ライフスタイルに合わせて子犬の犬種を決めよう
愛犬と暮らすライフスタイル
犬を飼おうと決断する際に、決して『かわいいから』だけで決めないでください。
今は、ペットフードや飼育環境そして医療体制も良くなっているので、小型犬の場合15~20年、大型犬でも10年~15年、一緒に暮らす覚悟が必要です。
- でも、『海外旅行に行けなくなる。』なんてことはありません。
- 一時預かりのペットホテルや、動物病院でも預かる体制を整えているところが、多くなっています。
- また、国内旅行は、ペットと泊まれるホテルやペンションも多くなり、航空会社も『ペットとお出かけサービス』を充実し、同じ便のペット専用室で、移動が可能になりました。
小さい子を探すときの注意
お客様からのお問い合わせで、小さい子をご希望のケースがあります。
ブリーダーは、お客様のニーズに合わせるために小ぶりの子同士の交配をする場合もありますが、どうしても無理がかかることがあり、足腰が弱かったり成犬になると大きくなったりすることが、よくあります。
また、一緒に生まれた子犬たちの中で、一番小さい子を選ぶと、小さい原因が食が細かったり母乳を充分飲めなかったりする場合も有り、病気がちであったり小さいがための事故など、飼育が大変な場合もあります。
基本的には、その犬種のスタンダードなサイズの子がお薦めで、小さい犬を探す場合は、超小型及び小型の小さめの犬種(チワワ、ヨーキー、マルチーズ、パピヨン、ポメラニアン)の中で、普通サイズの子をお選びになることをおすすめします。
また、どうしてもその犬種の中で、小さい子をご希望の際は、可愛さと反面大変さもあることを理解した上で、可愛がってあげてください。
ライフスタイルシュミレーション
どのようにペットと暮らすかによって、どのペットがいいのか、どの犬種が最適なのかが決まってきます。
若い方の一人暮らしのパートナー
オフタイムのあなたは、リフレッシュ出来ていますか。
趣味に没頭するのも良いでしょう。小旅行も良いでしょう。
でも、そこにペット(愛犬)がいると、心から癒されるひとときが生まれます。
あなたが、仕事で出かけているときは、ひとりでお留守番をしてくれます。
生活に余裕のある方は、ペットシッターにお願いする方法もあります。
- 出張や旅行に出かけるときは、実家に預けるか、ペットホテル・動物病院等で
預かってもらえます。 - 休日は、思いっきりかわいがってあげてください。
そんなあなたにピッタリの愛犬は、小型室内犬で、運動量が少なくて済み、比較的おとなしい、トイプードル、キャバリア、フレンチブルドッグです。 - また、一緒に連れていくなら超小型犬のチワワ、ヨークシャーテリア等比較的おとなしい子が、おすすめです。
ただ、一緒に散歩していて目を引くのは、スタイリッシュで短毛犬種のイタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーです。
ご高齢の方の独り暮らしな方は
今まで飼ったことのある犬種が一番飼い方を知っているのでおすすめですが、できればお散歩やお手入れが少ない超小型犬や小型犬が独りぼっちの寂しさを癒してくれます。
犬の寿命は大型犬で9年から12年、中型犬で12年から16年、小型犬で15年から18年が目安です。残りの人生で、この子が最後の愛犬として、一緒に暮らしませんか。
必ず、愛犬があなたの心を癒してくれるに違いありません。
- 元気なうちは、朝と夕方の散歩が、楽しみになります。
- 具合が悪かったり、都合の悪い時は、ペットシッターに頼めます。
- 急な入院や、海外旅行の時は、息子さんやお孫さんに預かってもらったり、
ペットホテルや動物病院でも預かってくれます。
そんなあなたにピッタリの愛犬は、小型室内犬で、人懐っこいポメラリアン・シーズー・ペキニーズです。
子供の情操教育に
あなたのお子さんは、外で友達と遊ぶ時間と、家でゲームをしている時間と、どちらが多いですか。
いじめ・登校拒否・不審者等、現代社会にはさまざまなトラップが仕掛けられています。
あなたのお子さんが、被害者にも加害者にもならないために、愛犬と暮らすことにより、いたわりの心を持ち、愛情豊かに育ち、命の大切さを学ぶことができます。
- お散歩は、最初は一緒に、慣れてきたらお子さんのお手伝いにしてあげてください。朝は、ちょっと早起きになりますが。
- 休みの日には、近くの公園に、家族で出かけましょう。
- 夏休みは、愛犬と一緒にキャンプはいかがですか。一緒に行けないときは、ペットホテル・動物病院等で預かってもらえます。
- そんなあなたにピッタリの愛犬は、小型・中型室内犬で、忠誠心があり、家族の一員になりやすい、ミニチュアダックス、柴犬、ウエスティ、ミニチュアシュナウザーです。
メタボ対策のトレーニング相手に
あなたは、休日ソファに横になってテレビを見ているだけで、家族から邪魔
者扱いされていませんか。
つい、運動不足で、ウエストが気になりだしたら、愛犬との散歩をお勧めし
ます。
- 朝起きるのが早くなりだしたら、早朝の愛犬との散歩はきもちがいいです
よ。 - 休みの日には、家族や友人と、愛犬を連れてバーベキューなどいかがです
か。 - 愛犬と走り回っ後のビールは、最高ですよ。
そんなあなたにピッタリの愛犬は、運動量のある大型犬中型犬、シェットランドシープドッグ・ボーダーコリー、バーニーズマウンテンドッグです。
動物アレルギーが心配な方は
動物アレルギーの方の原因の一つとして、抜け毛があげられます。
対策としては、抜け毛をこまめにお掃除すること。
シングルコートの抜け毛の少ない犬種を選ぶこと。等が、あげられます。
また、乳幼児の方がいらっしゃる場合も、気をつけましょう。
比較的抜け毛の少ない、トイプードル、パピヨン、マルチーズが、好まれます。
しかし、全くアレルギーの心配がないとは、いいきれません。比較的、アレルギーが出にくい程度と、お考えください。
アクティブなアウトドア派には
週末は、公園や海岸や川辺でバーベキュー。連休は、オートキャンプという方は、中型・大型犬や猟犬を選びましょう。
家族と一緒に、ワンボックスカーで出かけ、思いっきり遊ばせてあげましょう。
毎年夏休みは、もちろんキャンプ場を早めに予約。オートキャンプ場は、愛犬と一緒のファミリーも多く、ドッグランの設備も充実しています。
お薦めは、アメリカンコッカースパニエル、シェットランドシープドッグ、ボーダーコリー、グレートデーンです。
また、山間部や寒冷地の方には、バーニーズマウンテンドッグ・グレートピレニーズ・アフガンハウンド・セントバーナードもおすすめです。
犬が大好きで本格的にトレーニングをして育てたい方は
警察犬や救助犬としても活躍する犬種がお薦めです。
ただ、大型犬や中型犬でも活発で、日々のトレーニングは欠かせません。
また、時々ドッグトレーナによる本格的な訓練も必要です。
みんな賢く、飼い主に従順な犬たちです。
ラブラドールレドリバーのフィールドタイプ、ジャーマンシェパードドッグ、ボーダーコリー、ドーベルマン、スタッフォードシャーテリア、エアデールテリア等がお薦めです。
2頭目、3頭目をお探しの方は
犬は、もともと群れを好む動物です。1頭しかいなくて、留守番の多い子は、不安で情緒不安定になる子もいます。
もちろん、社会化期をしっかり取り、ストレスなく幼少期を終えた子は、精神的にもしっかりしている子が多く、ひとりで問題なくお留守番できる子がほとんどですが。
ただ、2匹3匹でお留守番する方が、犬にとってはいいのかもしれません。
家族とのコミュニケーションも大事ですが、犬同士じゃれあったりすることも大事です。
2頭目、3頭目をお探しの方は、幼齢犬の内に、母犬や兄弟犬と離されず、ブリーダー犬舎で、健全な社会化期前期(生後約2カ月)を兄弟犬や、他犬種の子犬達と過ごした子犬がお薦めです。
基本的には、同一犬種をお薦めします。行動や性質が似ているので飼いやすいと思います。
しかし、小型犬と大型犬をお飼いになっている方も意外と多く、特に性格の穏やかなゴールデンレドリバー・ラブラドールレドリバーなどは、好まれます。
実は、私の自宅では、ミックスの中型犬と柴犬(豆柴サイズ)とトイプードルを飼っています。
⇒兄弟姉妹犬を一緒に飼ったり、ご親戚またはご近所で兄弟姉妹犬を飼うことができます。
⇒ライフスタイル別、おすすめ子犬はこちらから。